まず、みなさん、
開運ってなんでしょう?
・・・答えは、
来ている流れをキャッチして、自分がやりたいことを実現させる力をつけていくこと。
暦が基となる運命学、帝王学、運命操作術では、
暦が、元は農事のために
種をまく時、刈り取る時期の目安として使われたように、
そのまま、あなたの資質の花を咲かせ、実をつけるための行動指針となるのです。
3/5(月)
丙申(ひのえ・さる)の日
[雷のごとく]
丙は、太陽を示します。
全てを照らす太陽ということから
物事が明らかになったり
陽の目を見たり、
露見したりなどに通じるかと思います
申は、甲という字の上が突き出た形です。
甲は、「はじまり」を示します。
一方、申は、もうすぐ終わりのサイクルに入る前の
活動期の終わりごろ、
時刻にすると、申は午後3時~5時なのですが
一日の仕事が終わるころで、
でも、一日はまだ終わらない時間帯です。
つまり、そろそろ活動期は終わりですよという頃だということです。
陰陽のバランスは、
いきなり陽から陰に切り替わるのではなく、
交差し混じりながら変わっていきます。
昼と夜もそうで
急に、夜になるのではなく、実は、正午から少しずつ光の度合いが変わっているのです。
(午は、下から陰が突き上げてくるという意味がある)
以上に加えて、
申の字には、「申す」という時にも使いますが
元は、「雷電」の形ということから「とどろきわたる」といった意味にも通じます。
陰の氣が強まるこの頃、
活動期は間もなく終わりますから、ここで、
やってしまいたいことを宣言したり表明することで
稲光のごとく、インパクトを発揮して
首尾よく終らせることも可能かもしれません。
(この字は「神」説もあるそうで、そういえば、つくりに「申」の字がありますね)
[イキイキ生きるには]
酉は、秋の十二支で実りを受け取る段階です。
元の字は、「酒ガメ」の形なのですが
発酵の酵の字にも「酉」が使われているように、
秋の実りを発酵させて
あとになっても味わえるようにしたのが酒なんです。
なので、きょうは今までの実りを味わう日ですね。
しかし、そこでもうちょっと意味を加えて
発酵について考えてみたいと思います。
実は、発酵と腐敗とは、同じプロセスらしいのですが
発酵していくには、
菌にとって良い環境を整えて、人間の手間を加えることが必要です。
放っておけば、なんでも腐敗していきますよね。
酉は、成熟の段階ですので
人間が成熟してなお、イキイキしているには、
ずばり、発酵していることが肝心なのだと思います。
つまり、環境を整え、手間を加えること。
しかも、菌は数種類あるそうですが
それぞれの菌が、自分の持ち場を持っており、
出番でない時は、他の菌にバトンタッチするらしいです。
持ち場を担当している時の菌は、
杜氏によると、「いきいき」しているそうです。
人間もそんな風に生きていれば
いつまでも発酵して若々しいのではないかなと思いました。
参考文献
水上静夫「干支の漢字学」
安岡正篤「干支の活学」
(タロット 西洋占星術 四柱推命)