まず、みなさん、
開運ってなんでしょう?
・・・答えは、
来ている流れをキャッチして、自分がやりたいことを実現させる力をつけていくこと。
暦が基となる運命学、帝王学、運命操作術では、
暦が、元は農事のために
種をまく時、刈り取る時期の目安として使われたように、
そのまま、あなたの資質の花を咲かせ、実をつけるための行動指針となるのです。
[変化がはじまる]
いままで続いてきた状態が、変化する時です。
今までとは違うことが出てくるので、
あまり面白くないと思う場合が多いかもしれません。
午という字は、「さからう」=忤という字に通じまして、
下から、現状にさからうエネルギーが突き上げてくるような意味を持ちます。
つまり、今の状態がいつまでも続かないようなことです。
慣れてきた頃、何か起こったり、
地位が安定してきたと思ったら、
下の者が台頭してきたり。
これらは、いつまでもそこにい続けることで
人生の流れが淀まないようにしてくれる刺激です。
変化に抵抗して同じことをやり続けると、今後の流れが停滞していきます。
そして、停滞すれば、そのうち腐敗します。
例えば、権力者が、下を押さえておいしい思いをし続ければ
いつしか組織は腐敗していきますよね。
それが個人の内部で起こると想像してみてください。
人間は安定を求めますが
求め過ぎて動きがなくなると、いけませんから
時々、こういった「さからう」エネルギーが必要なんです。
庚は、鉄からできた製品で
斧や刀、または重機などを示しますが、
状況に、バサッと刃を入れるという点で共通しますね。
やはり「変化」せざるを得ないかもしれません。
[周辺に繁ったものをカット]
辛は、「つらい」と読んだり、「からい」と読んだりします。
象形文字では、鍼や刑具のようなもので
いかにも痛そうです。
また、「シン」という字音から
「新」という字にも通じます。
革命が起こる年に「辛」の年が
いくつかあるそうですが、
(辛亥革命など)
改革には、痛みが伴うことが多いようです。
未は、「未だ」(まだ)という読み方がありますが
未の月が、7月(旧8月)で
稲を刈り取るには「未だ」早い時期なのです。
また、この字は
もともと枝葉が「繁茂」している形であることから
「繁っている」状態を示します。
この時期、木に必要なのは剪定で、
根こそぎ木を切ってしまっては
日影がなくなってしまいます。
木の根幹は残して、
でも、繁茂しすぎてじめじめして根腐れしないように
未だ、抜本改革せず、
周辺を整えていくこと。
これが、きょう必要なことです。
本質を見失ってしまわないよう
周辺に繁茂しすぎたものをカットすることで、
辛の改革・革新が起こるかもしれません。
12/11(月)
壬申(みずのえ・さる)の日
[仕上げの日]
申は、秋の十二支で、
成熟の段階です。
また「電」の原字であり、
いなびかりの形。
いなずまが伸びた形から、
「伸」という字にも通じます、
時間に当てはめると、午後3時~5時ですが、
一日の中では、「成熟」した時間と言えます。
朝から仕事をしていれば
そろそろ仕上げて終わらせる時間ですし
十二支の9番目ということで
そろそろ終わりに近い位置ですよね。
運氣のサイクルも、ひとサイクルの終わりに近づいています。
きょうのテーマとしても、
物事を仕上げるように、終わらせてしまうことで、
次のサイクルに移行する時に
スムーズなのかもしれません。
参考文献
水上静夫「干支の漢字学」
安岡正篤「干支の活学」
(タロット 西洋占星術 四柱推命)